T&KTOKA/油性枚葉インキで新製品
2009年4月23日付け印刷タイムスの記事より抜粋。
T&KTOKAは「使い易さを追求すること」をコンセプトに開発した油性枚葉インキの新製品を発売した。開発したのは一般片面印刷機用インキの「ベストワン スーパーテックGT SOYA」と両面機用インキの「ベストワン パーフェクトGT SOYA」。
「スーパーテックGT SOYA」は短納期対応型の大豆油インキで、定評のあった「スーパーテックプラス」シリーズの後継インキ。従来品からの改良点は、まず、さらなる短納期対応を実現するため、紙上乾燥性を向上させている。単に、浸透乾燥、完全(酸化)乾燥の時間を短縮しているだけでなく、印刷機上での皮張りを抑制するといった、相反する性能を有しており、使いやすさに配慮している。
現在、国内で紙の多様化が進み、印刷物の耐摩擦性がさらに要求されるようになってきていることを受け、インキ皮膜強化にも注力している。
印刷時の水幅に関しては、従来から高い評価を得ていたが、さらに水幅を広げることに成功したことで、ノンアルコール化やロングラン適性、刷り出し時の立ち上がりの速さ等に優位性がある。
さらに、幅広い水幅を実現させたことで、網点の再現性を一層優れたものとし、より高品位の印刷に対応させた。
今回の新シリーズは「印刷機の高速化」にも十分配慮されていることも特徴としている。近年の印刷機の高速化に対応するため、新規樹脂の開発に取り組むことによって、機上での安定性や温度変化による物性変化を抑えることを実現することに成功している。
一方、同時に開発した「パーフェクトGT SOYA」はこれら特徴を持たせた上で、同社が持つ両面機用インキの高いノウハウを生かした製品となっている。
両面機による印刷では未乾燥インキが圧胴にパイリングするのを極力抑制する必要がある。この性能を保持しつつ、仕上がりや作業性などが片面機の印刷と同等になるように設計されている。「パーフェクトGT SOYA」はツボ上で皮張りを抑制するオーバーナイトの設計を施しており、狭いユニット間での作業にも適している。
同社では1992年に発売した「スーパーテック」以来、使いやすさを追求したインキの開発を続けてきた。今回の両インキは、長年積み重ねてきた技術の集大成として位置付けられており、3年以内に国内枚葉インキのトップシェアを目指す。
